2011-2-15 カザルス 鳥の歌
カタロニア民謡;鳥の歌 パブロ・カザルス編曲 CDで ホワイトハウス・コンサートより
パブロ・カザルス(1876〜1973)がコンサートの最後に、
必ず弾いたという「鳥の歌」はあまりにも有名な曲。
カザルスの故郷、スペイン・カタロニア地方の古いキャロル(祝い歌)を元にしています
この曲を聴く時、誰もが平和の尊さを、自由の大切さを思いますね。
1971年10月24日「国連デー」記念コンサートのスピーチでカザルスが、
私の故郷カタルーニャでは、鳥たちは、ピース、ピースと飛んでゆくと語った逸話は良く知られています。
曲の序奏が始まると、コンサートの最後の締めくくりにふさわしく
食後、極上のデザートかリキュールを味わうようで、感無量になります。
普通はチェロとピアノまたは管弦楽の2通りの編曲で演奏されますが、
昨年、林裕さんが、私たちの手作りのコンサートのために、チェロ独奏曲に編曲して、弾いて聴かせて下さいました。
三田市有馬富士公園多目的ホールで、3年続けてチェロ独奏のコンサートをソレイユと言う市民グループで開いていますが、
前年、参加下さった老齢のご婦人からアンケートで、是非とも「鳥の歌」を聴かせてほしいと、ご要望があり、
私達は無理を承知で林さんにお願いしました。
お願いした時は、独奏の譜面もありますよとのことでしたが、まさか、ご自分で編曲していただけるとは、
演奏の後でお聞きして、びっくりしました。
ピアノパートのトレモロも、チェロで弾き、それは素晴しい鳥の歌でした。ありがとうございました。
それにしても、大胆なお願いをしたものですね! (^^♪