2011-4-28 ニュウタウン建設
30年前、三田市は旧市街地から北に広がる丘陵地の雑木林を開いて宅地を開発し、広大なニュータウンを作りました。
JR福知山線の複線化に伴い交通の利便性が増したこともあって、
ウッディタウン、フラワータウン、カルチャータウンと名づけられたニュータウンに
連続10年以上、全国一の人口増加率を誇るほど、多くの人が引っ越してきて
三田市の住民は4万人から11万人に増え、実に多様な面を持つ町になりました。
1979年から2009年の30年間、地元のカメラマン、武本俊文さんは、
まちの成長していく様子を写真に撮り続けました。
そして、今年1月11日 CD写真集「瞼に照る故郷」全8巻(未発表のモノクロ写真約2000点所収)を
写真郷土史として刊行しました。
茅葺民家、町角の面白物、景観風景、ニュータウンの街づくり、商店街スナップなど
26のテーマにまとめられたたこの写真集の中には、懐かしい思い出の風景がぎっしり詰まっています。
武本さんは、この写真集が三田のまちの歴史資料として多くの人に活用されることを望んでいます。
三田市のまちづくりの分野で市民活動をしているグループが協働して、
5月1日(日)写真展と講演会「三田展望、思い出の町、これからの町」を催すことになりました。
私達のまちが、どのよううに作られてきたか。そして今どんな問題点を抱えているのかを
検証したいと考えています。
東北地方の被災地の皆さんに、三田市のニュータウン建設の過程を参考にしていただければ嬉しいと思っています。
防災をはじめ、生活全般にしっかりとしたビジョンを持った町。
人の輪が広がる町になると、いいですね! 全国の人々が注目しています。(*^_^*)