hoop-photolife

四季の移り替りを身近な草花や風景の写真で綴ります。

2011-6-24 紫陽花


今年は雨の日が多いせいか、庭の紫陽花がきれいに咲いています


5、6年前から挿し木で増やしてきました。

この季節、2節ほど切って日陰の地面にさしておけば、簡単に付きますね

花芽は今年咲かなかった枝の先についているので、咲かなかったといって

切ってしまうと又来年も花が咲きませんよ。

全体があまり高くならないように、ところどころ、

加減を見て剪定してあげるといいようです。






私が育てているのは、ピンク色の2種類のアジサイです。

一つは丸くボールのようになるもの。日当たりが悪いためか、

ほとんど白色に近い薄ピンク色です。


もう一つは、額アジサイのように改良された園芸種で、

雨が降っても花がおじぎしないでいいようです。

梅雨の季節、我が家の庭はアジサイの花で、彩り豊かに賑わっています



アジサイ、西洋アジサイ、額アジサイ。ポップコーンアジサイ

すみだの花火など改良されていろんなアジサイを楽しむことができます。

花の色も、ピンク色 水色 紫色と豊富です。

よくいわれる、酸性土壌だと青、アルカリ性土壌だと赤い花が咲くというのは、

土の中のアルミニュームイオンが、酸性土壌には多く溶け出すためで、

もともと赤の遺伝子を持つ花が、土の成分で青に変わることは、困難らしいです。





シーボルトアジサイと呼ばれる七段花(シチダンカ)は、わが国の自生種の山アジサイで、薄い水色の涼しげな花がきれいですね。

シーボルトに愛された、お滝さん=オタクサと呼ばれていました。どんなに素敵な女性だったのでしょう?

兵庫県の六甲高山植物園にいけば見ることができます。 130年ぶり、1959年に偶然、六甲山で発見されたそうです。

園芸種のシチダンカに比べると、自生種は格段に可憐で、美しいです。是非お出かけ下さい。

ところで、長崎を歌ったさだまさしさんの「紫陽花の詩」という素敵な歌がありますね。この曲、大好きなんです!

蛍茶屋、鳴滝 思案橋から眼鏡橋 南山手の弁天橋 新地を抜けて出島の屋敷は雨ばかりと、聴いていると

シーボルトやお滝さん、坂本竜馬が生きていた長崎のまちが浮かんできます。