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四季の移り替りを身近な草花や風景の写真で綴ります。

2012-7-2 桂文我 独演会 「らくだ」 続き

いつもは小ホール(200席)で恒例の独演会が開かれていますが、6月28日は国立文楽劇場(800席)いっぱいの観客。

たくさんお集まりでしたね! 文我さんを贔屓にされておられるファンの皆様は落語に対して笑いだけを求めていない、

話芸の素晴しさ,古典芸能としての奥深さを知っておられます。高齢の方が多いですが、昨日今日の落語愛好者ではありません。

上方落語にとっても本当に貴重な存在だと思っています。

小ホールでの独演会は毎年文化庁主催の芸術祭に参加されているので、

文我さんはもとより聴かせていただく私達ファンにも力が入ります。(*^_^*)

人気の高さは観客の動員数に比例していないと自負しています。

ところで当日、肩こりからくる偏頭痛を押して落語会に行きました。

ぎりぎりまで迷っていたので,御堂筋線の心斎橋で地下鉄を降りて日本橋にある

文楽劇場までタクシーを走らせても開演に間に合いませんでした。

いつものことですが主人もあきれながら付いてきてくれました。

そのせいからか?「らくだ」の前半集中して聴きすぎたせいか、

死人のかんかん踊りの所から先、意識が飛んでしまって(決して寝ていたのではありません)

いつも楽しみにしている紙屑屋さんの独白場面聴けなかった〜〜

気が付けば、らくだの頭を紙屑屋さんが剃っている場面でした。

坊主の花札をお経代わりに棺おけに入れるところはシャレていましたね。

こんなに男らしい文我さんは初めてでした!

長い長い噺ですが,文我さんの緊張感は最後まで途切れませんでした。

村上信夫さんとの対談で、その訳に合点しました。

正直少し長かったように思いますが、さらに又完成を目指してください。

今度はいつ聴かして頂けるか? 楽しみにしています!

東京・イイノホールでの独演会は、7月6日(金)午後6時30分開演 演目は地獄八景亡者の戯。

こちらも村上信夫さんとの対談があります。大阪とは別の枝雀さんの思い出が披露されるそうです。