2011-2-1 雪の降る独活小屋
雪間より 薄紫の 芽独活哉 松尾芭蕉
ねぶかしろく 洗いあげたる寒さかな 松尾芭蕉
寒い日が続きます。
三田の冬の風物詩うど小屋では、いまうどの栽培の最中です。
うど小屋の中に敷きつめられた稲わらの下で、うどが生長しています。
出荷は2月中頃から,農協パスカルさんだで販売されます。
うどと言えば、真っ白なイメージですが、先の方は、芭蕉さんが言うように紫色をしていますね。
酢の物、サラダ。穂先はてんぷらに、皮はきんぴらにもと、一本いろいろな料理に使いきります。
ねぶか、長ネギも、三田では「権太くん」が最盛期です。
息も凍るほどの寒さの中、掘りたての土の付いたネギの薄皮をむいて出てくる乳白色の色の美しさは
マイセンの磁器のようです。
こんな俳句をしみじみ味わえるのも、田舎暮らしの中だからでしょうか?
、