木枯に 岩吹きとがる 杉間かな 松尾芭蕉
被き伏 ふとんや 寒き 夜やすごき 松尾芭蕉
冬の寒さを詠んだ芭蕉さんの句です。
猛烈な北風に岩も吹きとがる、三田でも先週は、そんな寒さでした。
車から降りて立っているだけで痛いほど。本当に大変でした (^_^;)、
奥の細道にある芭蕉さんの旅支度、「紙子一衣は、夜の防ぎ、ゆかた、雨具、墨、筆のたぐい」となるだけ
身軽な旅装ですね。寝具も十分でない旅の宿では、寒くって、さぞ困られたことでしょう!
夜着ひとつ 祈り出だして 旅寝かな 松尾芭蕉
芭蕉さんの、滑稽な姿が、浮かんできます。
有名な句よりも、身の回りを詠んだ句になぜか惹かれます。