hoop-photolife

四季の移り替りを身近な草花や風景の写真で綴ります。

2011-2-2   冬たけなわ

木枯に 岩吹きとがる  杉間かな  松尾芭蕉

被き伏 ふとんや 寒き 夜やすごき  松尾芭蕉 


冬の寒さを詠んだ芭蕉さんの句です。

猛烈な北風に岩も吹きとがる、三田でも先週は、そんな寒さでした。

車から降りて立っているだけで痛いほど。本当に大変でした (^_^;)、

奥の細道にある芭蕉さんの旅支度、「紙子一衣は、夜の防ぎ、ゆかた、雨具、墨、筆のたぐい」となるだけ

身軽な旅装ですね。寝具も十分でない旅の宿では、寒くって、さぞ困られたことでしょう!


夜着ひとつ 祈り出だして 旅寝かな  松尾芭蕉


芭蕉さんの、滑稽な姿が、浮かんできます。

有名な句よりも、身の回りを詠んだ句になぜか惹かれます。