2011-3-9 バロック音楽
ラ・フォリア
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品5より コレッリ作曲 CDで
寺神戸 亮(バロックヴァイオリン) しーべ・ヘンストラ(チェンバロオルガン) ルシア・スヴァルツ(バロックチェロ)
第7番 ニ短調
第8番 ホ短調
第9番 イ長調
第10番 ヘ長調
第11番 ホ長調
第12番 ニ短調(ラ・フォリア)
デノンクラシックス、リマスタリング&HQ(ハイクオリティー)CDシリーズの中の1枚。
レコードアカデミー賞受賞作品です
このCDの最後の曲、第12番 ニ短調(ラ・フォリア)
16小節の主題と23の変奏からなるこの曲の低音域に現れる主題はスペインの古い舞曲が起源とされていす。
フォリオ(狂気)を意味するように急速であった主題が17世紀初頭に厳粛な低音主題を意味するようになります。
後世の多くの作曲家が同じ主題の変奏曲を書いているそうです
スピード感と抑揚があって聴いていると気分が高揚します。
バッハも曲想が大きくていいですが、コレッリもいいですね
16世紀の終わりから18世紀前半、モンテベルディ、シュッツ、コレッリ、クープラン、ビバルディ、バッハ、ヘンデルらによって
次々作曲されたバロック音楽は、ピリオド楽器と呼ばれる古楽器を用いて演奏されます
ヨーロッパの数々の古楽器アンサンブルやオーケストラのコンサートマスターをつとめる寺神戸亮さん。
国内外の活躍を注目しています。4月に日本に帰ってこられ、東京と兵庫県立芸術文化センターでコンサートがあるそうです。