2011-01-30 2011-1-30 モーツァルト 今日の一首 今日の一曲 南仏に ミモザの花が咲き出せば 黄のスカーフをわれも取り出す 斎藤 史つゆよりも 軽くつめたく置く霜の いのちを過ぎてのちのススキ野 斎藤 史なかぞらに 消えつつ降れるうすゆきの とらえがたなき その別れ歌 斎藤 史 モーツァルトの作曲の意図がもし、光や風や、雪と言った自然界の現象を音に替えたかったとするなら、齋藤史さんのこんな歌も、同じような感性から詠まれているように思います。