hoop-photolife

四季の移り替りを身近な草花や風景の写真で綴ります。

2011-01-01から1年間の記事一覧

2011-4-4 ハーブ栽培

恋人の 逢ふがみじかき夜となりぬ 茴香の花 たちばなの花 与謝野晶子もの哀れしれる心は日のうちに 春のかぜ吹く 秋の風ふく 与謝野晶子 今日は一日 冷たい春風の吹く日でした。桜の花の開花も足踏みしています。 今度、暖かくなったら一気に咲き出すことで…

2011-4-3 ひな祭り

仕る手に 笛もなし 古雛 松本たかし 今日4月3日は、旧暦の雛節句にあたります 三田では、お正月をはじめ、節句は皆、旧暦でお祝いします。 桃や桜、木蓮、こぶし、杏などいろいろな春の花が咲きそろいいかにも女の子のお祝いにふさわしいと思います 古い雛…

2011-4-2 再生

花筐 絆 檸檬 桜桃の実る頃 加藤登紀子「花筐」と「絆」のCDは加藤登紀子さんが、ご主人藤本敏夫さんを亡くされてのち出されました。震える声で残された自身の悲しみを切々と歌う「絆」。軽ろやかなラップのテンポに乗って、元気を振り絞るようにして歌われ…

2011-4-1 海岸線の歴史 松本健一著

白鳥は哀しからずや 海の青 空の青にも染まず漂う 若山牧水この歌が、寝ている最中に突然浮かんできました。中学生の国語の教科書に載っていたと記憶しています。内陸部の三田市に住む私は海を見ることが滅多にないので、 すっかり忘れていたのに!阪神淡路大…

2011-2-26   土佐ミズキ

今日は3月も末だというのに、朝 うっすらと雪が地面を覆っていました。このぶんだと、三田の桜の開花も遅れることになりそうです土佐ミズキですが、バス停まで行く途中の、一軒のお宅の玄関先に咲いているのを見つけました。春先に咲く、黄色の花木は、いろ…

2011-3-25  「今どこにいますか」  加藤登紀子 

今回の東北地方を襲った巨大津波は、数多くの命を奪いました。父を、母を、娘を、息子を 姉を 兄を、妹を、弟を、祖母を、祖父を。大きな数字の一つ一つが、かけがえのない家族だと思うと、やり場のない怒りがこみ上げてきます。 加藤登喜子さんが、被災者の…

2011-3-24 悲しみ

天地のさかひを緩く合わせたり 海の霞と山さくら花 与謝野晶子 凪いだ海は、また鏡のような穏やかさを取り戻しているのでしょうか?何事もなかったように。それが自然の大きさかもしれませんね。人間の作った原子力発電所は、まだまだ収束の気配が見えません…

2011-3-23 桜の花

さまざまな事 思い出す 桜かな 松尾芭蕉 郷里、伊賀上野で、芭蕉が武家奉公人として仕えた旧主家の藤堂新七郎吉長が催した花見の席で詠まれた句です。 寛文六年(1666年)に、芭蕉を厚遇した藤堂新七郎良忠(俳号蝉吟)が二五歳の若さで亡くなってから この…

2011-3-9 バロック音楽

ラ・フォリア ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品5より コレッリ作曲 CDで寺神戸 亮(バロックヴァイオリン) しーべ・ヘンストラ(チェンバロオルガン) ルシア・スヴァルツ(バロックチェロ)第7番 ニ短調 第8番 ホ短調 第9番 イ長調 第10…

2011-3-8 考古学への夢

ドイツ人、ハインリッヒ・シュリーマンの「古代への情熱」を読んで感銘を受けました。ホメロスの叙事詩に書かれたトロイ戦争が忘れられず、後にトロイの遺跡を発掘したシュリーマンにあこがれ、 中学生の頃 私も将来は考古学を学びたいと、思っていました。 …

2011-3-7   はかなきもの

てすさびの はかなきものを持ち出でて うるまの市にたつぞわびしき 太田垣蓮月尼 太田垣蓮月は幕末から明治にかけて京の町で住み、和歌や焼き物をよくしました。幕末の志士とも交流があり、富岡鉄斎には、姉のように慕われています。杉本秀太郎氏の名著「太…

2011-3-4 雷様になった 菅原道真

東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ 菅原道真 菅原道真(845年8月1日〜903年3月)は 宇多天皇に重用され寛平の治を支えた一人で、醍醐朝では右大臣にまで昇りました。しかし時の左大臣藤原時平に讒訴され昌泰4年(901年)1月25日 大宰府…

2011-3-3 親心

わが子等を 鳥のたぐひに思いつつ この砂山に来たれよと待つ 与謝野晶子 思ふ子は 魚の族か とらへんとすれば ささまよく鰭ふりて逃ぐ 与謝野晶子 楽しげに 子らに交じりて くだものの紅き皮むく 世のつねの妻 与謝野晶子 なげくこと 多かりしかど 死ぬきわ…

201-3-2    武士の身分

切られたる 夢は誠か 蚤の跡 其角日の春を さすがに 鶴の歩みかな 其角 松尾芭蕉の門人其角(1661年〜1707年)の句です。門人に其角、嵐雪ありといわれた高弟で、豪放洒脱の句をよくしました。 徳川幕府の大政奉還によって政権を握った明治政府のも…

2011-2-25 庭仕事

2月も最後の週になりました。あと何日かで3月だと思うとうきうきして心も軽く感じます。身は重くですが (^_^;) このまま春になってくれるといいですね。でも三田では、お彼岸が過ぎても雪が降ったり、霜が降りたりしてせっかくふくらみ始めた木蓮の蕾がお…

2011-2-23 NZ地震

22日、ニュージーランド南部のクライストチャーチ付近で起きたM6.3の地震。被害が広がっています。日本人も、留学生の中に安否確認の出来ていない方が居られるようで心配です。現地の皆さんの無事を祈ります。 私も15年前、神戸で起きた阪神淡路大震…

2011-2-20 ベートーヴェン

モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」の「伯爵さまが踊るなら」の主題による12の変奏曲 ベートーヴェン CDで ヴァイオリン・ソナタ第1番〜3番 ユーディー・メニューイン (Vn) ヴァイオリン・ソナタ第5番(スプリング)をメニューインとケンプが…

2011-2-19 小春日和

先週、つい4,5日前 三田にも雪が降って一面真っ白の雪景色でした。ところが、今日はうって変わって春が来たような暖かさです。1月に降った雪とは違って、ふんわりとした牡丹雪は、日に当たるとすぐに消えていきました。 玉のごとき 小春日和を 授かりし …

2011-2-18 桂文我 三福寄席  

三田市総合文化センター郷の音ホール、360席のホールで、年2回、三福寄席と言う落語会を開催しています。上方落語実力派の噺家ナンバーワン、桂文我さんを中心に毎回落語一筋の噺家さん達が出演します。その主催者として会場の手配や、チラシ作り広報活…

2011-2-17   落語  質屋蔵 

今日のブログは、上方落語の大ネタ 質屋蔵に付いて書こうと思います。質屋蔵 桂米朝 CDで米朝さんはもう80歳をとうに越えられています。今は高座で、よもやま話と言う雑談しか聞かせて頂けないので、CDも仕方がありませんね。米朝十八番と言うシリーズが…

2011-2-16 辛夷の花

やまなみとほに 春はきてこぶしの花は、天上に 雲はかなたに かへれどもかへるべしらに越ゆる路 三好達治 春に先駆けて、野山に咲く辛夷の花。透明感のある白い花が素敵ですね。 三田から宝塚へ行くJRの列車の窓からも道場辺りの山あいで見ることができま…

2011-2-15 カザルス   鳥の歌

カタロニア民謡;鳥の歌 パブロ・カザルス編曲 CDで ホワイトハウス・コンサートより パブロ・カザルス(1876〜1973)がコンサートの最後に、必ず弾いたという「鳥の歌」はあまりにも有名な曲。カザルスの故郷、スペイン・カタロニア地方の古いキ…

2011-2-14 チェリスト 林 裕さん

ベートーヴェンの主題による独奏チェロの為のシンフォニー SOLOist 林裕 CDで ベートーヴェン(1770〜1827)の交響曲第7番(1812年作曲)第2楽章の主題を 林さんがチェロ独奏曲に編曲しましたレコード芸術 特選盤に選ばれた初めてのCDに所収…

2011-2-13 誕生日のプレゼント

昨日の夜、旦那さんがピンクの花束を、誕生日にプレゼントしてくれました。 一日中、みぞれのような雪の降る、つめたい誕生日でしたが この花のおかげで気持ちが明るくなって、うれしかったです 旦那さん ありがとう。いつも貴方のやさしさに感謝しています…

2011-2-12 今週のお題「 甘酸っぱい思い出」

朝から近くのフラワータウン・市民センターまで用事があり、出掛けました。途中、陸橋があるのですが、階段でなく長いスロープを集合時間に間に合いそうに無いので、急いで歩いていました。すると、向こうから1歳くらいの女の子が、お母さんに手を取られてヨ…

2011-2-11  一輪草

しろくすずしくしろくすずしく誇りかに雲のとびかふ嶺にさくを 一輪草と申すなりわが老いらくの日もかかれ 三好達治の詩 朝方からの雪で、起きると一面ま〜しろっです。日光が雪に反射して一層明るく感じます。一月に降った雪とは違って、ふんわりとしたやわ…

2011-2-11 松本たかしの句  

冬山の我を 厭ひて、黙したる 松本たかし雪嶺に 三日月のヒ首 飛べりけり 松本たかし目を細む あまり枯枝の 細かさに 松本たかし 夕方 買い物に出かけたら、思いのほか寒くって驚きました。暖房のきいた部屋の中にいたので、雪の明るさから、外も暖かいんだ…

2011-2-10   出会い

すれちがい来しは 幾人いくそたび めぐり逢ふべき一人を知らず 齋藤 史たけ高き花むらに 肩ふれてゆき この道いささかのたのしさがある 齋藤 史 べートーヴェンのスプリング・ソナタを聴きながら、今日のブログを書いています。三田に移り住んで、いろいろな…

2911-2-9   ヴィヴァルディ 四季

エイト・シーズンズ ヴィヴァルディ;ヴァイオリン協奏曲集[四季」 ピアソラ;ブエノスアイレスの四季 演奏 ギドン・クレーメルとクレメラータ・パルティカ CDで四季の続きです。こちらは、タンゴの巨匠、アストル・ピアソラ(1921〜1992)の作曲した ブ…

2011-2-7 ヴィヴァルディ四季 Ⅱ

ヴィヴァルディ「四季」続き。TEVで。ヴェニス・バロックオーケストラが、昨年秋 来日しました。兵庫県立芸術文化センターで11月末にコンサートがあったのですが、12月の金聖響指揮のドヴォルザーク・チェロ協奏曲を予定していたので。気にはなりつつ、聴…